AKB48の総選挙をテレビで見ていました。驚かされたのは、彼女達の知性とまごころ。小生が特に感銘を受けたのは、リーダー高橋みなみの「努力は必ず報われる。それを自分の人生で証明して見せます」という言葉。
彼女達の努力は、決して自分自身のためだけではないことは、言葉の節々に感じられました。
クイズ番組などでは頓珍漢なことを言って笑われたりしますが、それは「知識」ただ知らないだけ、彼女達は、間違いなく厳しい生存競争の中で、「まごころ」を正しく育んで来たように感じました。逆に言えば、厳しい競争社会に子供の頃からいるからその「こころ」が育まれたのかも知れません。
テレビで見ていて、順位をつけられ涙ながらに感謝の言葉を話す姿を見て、ちょっと飛躍かも知れませんが、幼稚園や、小学校の運動会で順位をつけないだとか、学芸会で全員をシンデレラにしている教育現場や、大人たちへの秋元康氏の挑戦というか、警鐘というか市場原理の追求というか、一時断筆宣言で物議を醸した筒井康隆氏と形は違いますが、甘ったれた社会への警鐘を感じました。もちろん、秋元康氏が意図しているかどうか、結果的にそうなっていったかは分かりませんが、現在、AKBとか他の秋元康氏の成果が社会現象と呼ばれていることに間違いはありません。
彼女達のファンに対しての感謝の言葉、周りの人たちへの心配り、仲間達との友情は、一昔前の少年ジャンプの「努力」+「根性」+「友情」=「勝利」を見ている様で、どんなに時代が変わろうと、ハードが進歩しようと日本人の本質は変わっていないと感じました。
彼女達と、秋元康氏の益々の活躍を心より祈念いたします。